2012年3月16日金曜日

続・地域医療振興協会への疑念

先日
地域医療振興協会への重大な懸念
を書いたばかりなのですが、早速続報が入って参りました

日経メディカル記事なんですが




練馬区によると、4月1日の開設時点で協会が確保した医師数は常勤70人、非常勤40人。日大練馬光が丘病院の常勤121人、非常勤48人(いずれも昨年12月末時点)を大きく下回った。
看護師も、日大練馬光が丘病院の約280人(同)より大幅に少ない180人となった。



とのことですが、先日の新聞報道では「常勤医+非常勤=70人」です
また、都議会議員のtweetでは「常勤医換算で70人相当」と書かれていたそうで、大きく食い違ってます

どれも、元ネタは協会が都に提出した計画書…つまり、同じソースであり、こうまで食い違うのは珍しいというか、ありえないことです


まぁ、これについてはあと2週間すれば自然と結論は出てしまうのですが、もっとも「被害」が少ない日経メディカルが正しいとしても、
常勤医121→70名と常勤医数は58%になります。
これにランチェスターの第二法則を当てるなら、戦力としては33%まで低下
…「壊滅」っていうか「消滅」といっていいレベルですね。軍隊なら回れ右して全力で逃亡するところです

しかもここで1つ問題があります
ぶっちゃけた話をしてしまうと、仮にも大学系列である日大練馬と、地域医療振興協会が慌ててかき集めている医師のレベルが同等であるのかどうかという問題です


「数」と「質」の両面からいって、普通に考えて同等の機能を果たせるとはとても思えませんっていうか、あり得ません


さて、ところで、医師っていうのは実は流民というかフリーランサー的要素が強いので、まだ全国から集められる存在です
一方、どうがんばっても地元で集めなきゃいけない重要な職業として看護師がいますが…ここで64%まで低下ってのは正直、いかんともしがたいのではないかと…

(看護師って医療崩壊の議論からいつも外れがちですけど、実はこういう独法化とか経営移譲のときにいつもネックになる部分です)



最初は退院・転院できなかった入院患者をさばくだけでもギリギリなんじゃないでしょうかね…
練馬区だけ↓を先行した方がいいんじゃないでしょうか



消防庁が出動に緊急度判定基準 軽症なら自力受診を

 救急車の出動件数の増加により、現場到着に時間がかかるなどの問題が深刻化していることを受け、総務省消防庁は14日、119番を受けた担当者が救急出動の必要性を判断するための緊急度判定基準をまとめた。症状に応じていくつかの質問に答えてもらい、4段階で判定。軽度の場合は、タクシーなどで病院に行くよう促し、重度の急患への対応を優先させる。

 消防庁の有識者検討会が同日、判定基準を盛り込んだ報告書を了承。消防庁は9~11月に、複数の地方自治体で試験運用し、改善を図った上で、全国で活用してもらう。
2012/03/14 18:34 【共同通信】

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