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日大の変
日大練馬 その後
地域医療振興協会への重大な懸念
続・地域医療振興協会への疑念
練馬区の一週間戦争
どうにかこうにかはじまった地域医療振興協会版ですが、まぁスタートから予想通りです
産婦人科は分娩・入院・夜間対応はおそくとも9月までには…ってかかれてますが、いまの時点で決まってないのはやばいのでは?
外来表も、毎週のように更新されているようですが…
医師の募集要項もみてみましたが、「年齢制限 不問」「採用人数 多数」「給与 面接時にご説明いたします。」ってはじめてみましたよ、こんなの…
まぁ、今回は協会をいじるのはメインでないのでこの辺でやめときますが、とりあえず、予想通りに人手不足で、まかりまちがっても
「日大と同程度」「区民に迷惑はかけない」
病院機能ではないのは明らかです
…ですけど、ここで、予想通りに居直った人が出てきました
光が丘病院問題 “最初から同等は無理”の区長発言の波紋 区議会委員「真意確認を」
(略)
委員会では土屋俊測委員(オンブズマン)が「区は当初から同等の医療を提供すると説明し、委員会はそれを前提に審議してきた。後から区長が『リップサービスだった』と述べるのは許し難い」と区に釈明を求めた。
(略)
志村区長 情報提供の見方は分かれるだろう。私どもは、日大は平成3年から21年間やってきた成果を見れば技術、医療の内容、高く評価していいと思う。
ただ日大だって20年の時間をかけて大きく成長してきた。だから、新しい病院、後継がすぐにそれと同じ規模、イコールでいけるはずが本来ない。
「約束したじゃないか」とよく言われる。新しい病院は日大に遜色ないものを設けますと、最初っから無理な話。日大と同等の医療はできるはずがないけれども、なんて言ったらば、これはどうしようもないこと。
後継の病院として、区民に対しても一生懸命やるからということで、ひけをとらないようにしますと言わざるを得ない。それでないと、お医者さんも集まらない。先行きどうなるか分からないような病院には就きたくはないというのが人情だ。希望は大きく、「日大に匹敵できるような病院にしたい」。こういうふうに思うのが当然だろうし、それを求めてわれわれも後継を選んできた。そんなところでご理解をいただきたい。
記者 確認ですが、新しい病院は、当初から日大と同じレベルでいくのは難しいだろうと、区長としては思っていたということですね。
区長 まあねえ。それもまたそうなんだと。努力義務というものがあるでしょう、行政には。だれにでも努力義務はあるんですよ。努力して全うできれば一番いい。だけどほとんど難しいかな。さっき副区長が申し上げたように、私だって日大の医者は少しでも残ってくれると思っていたし、そういう情報は持っていた。だが、日大は頑なに全部引き上げだと、総引き上げだと。
私は1月の会見で日大は区民、病人を捨てていくのかという言い方をしました。医者に聞いてくださいとつけた。でも報道されなかった。聞いてくれれば、医者も本当は残って手伝うと聞かされたはず。でも一つも受けてもらえなかった、記者さんたちにね。私どもは日大の医者に直に聞くのは立場上難しい。医者・看護師に記者さんから聞いてくださいという意味だった。聞いてくださいが省略されちゃって、私が、日大は不人情だと、診療をお願いしている区民を裏切るととられちゃったんで、非常にがっかりした。
(略)
記者 区長にうかがう。話が戻って申し訳ない。新しい病院を維持するとき、日大と同等規模というのは努力義務という認識だったということだが、これを区民に発表せず、あくまで同等の規模ということを一貫して述べてこられた。混乱をきたすからという考えは分かるが、一方、本当のことを知りたいという思いも区民にあったと思う。説明会の席上でどうなっているのという意見がかなりあったのも、一つの根拠としてあったと思う。耳に届いていたと思うが、どうご覧になっていたか。
区長 私が思うのは、同等にするということ自体が素人だと、さっき申し上げた。医療のあり方、中身、これについてだれが判断するんですかということ。同等というのはおおよその同等ですよ。厳密にきっちりと数学の方程式みたいにちゃんと言えって言ったって、言えない中身だ。ぼくはそう思う。
もう一つ、いちばん大変なことは、大卒・高卒の就職試験と、今度の病院の跡継ぎを決めるのは、全然違う。医者は、空白のままたくさん大挙している、待っている状態ではない。それぞれどこかに勤務して、全国に散らばっている。これを拾い集めてくるのは大変。これをよく協会は引き受けてくれたなと思う。協会とて神様じゃないから、そんな多くの職員を集めることは不可能だったんじゃないかな、最初から。だけどやってみなければ分からないというところはあります。やってみた結果、最終的には、日大の現況と今度の協会が集めてきたあれ(人数)には差異が出てきた。これは致し方ないことじゃないか。
(略)
記者 今の質問に関連するが、もし最初から「日大と同等はなかなか難しいと思うが」と言った場合、区長としてどんなことを危惧された、ということなのか。
区長 最初から「後継は日大には及びませんよ」「とても医者も集められないよ。だけども」と、その「だけども」は使えないですよね、区民に向かって。だから「最大の努力をする」ということで、ご理解いただくほかないですよ。
記者 もし言った場合には、区民に伝わらならない…、どうして言えないと判断されたのか。
区長 最初から、そんな100%埋めることはできません、そういうことは言えませんよ。
記者 なぜそれを言えないか、ということなんですけど。
区長 だって混乱しちゃうじゃないか。信用されなくなっちゃうでしょ、新しい病院が。そういう心の機微はご理解いただけるんじゃないか。
記者 今回、言っていることと現実が違うから信用されてなくて、運動が大きくなっていったという印象を持っているんですけれど。
区長 そういうことはないですね。
琴尾副区長 そもそも公募のときに、区として4事業、重点医療、今まで日大がやってきたことはちゃんとそろえてください、そのためにスタッフも揃えてくださいということで募集をした。提案書の中で、98人の医師を揃えますと、振興協会からでてきた。私どもとしてはそれちゃんとやってくださいと要請はしてきた。
ただ先ほど申し上げたように、協会としては日大の医者が残ってくれることを期待して織り込んでいた。それが日大さんのご事情でできなくて、こんな事態になってしまった。そういう意味では、結果として約束した通りにならなかった。それは協会としても区としても、区民の皆さんには申し訳ないと思っています。
だからといってダメだというわけにはいきませんので、とにかく一日も早くスタッフを揃えて充実した医療をできるように、協会さんにお願いしていただくということが、区の立場です。
区長 私は冒頭申し上げたように、練馬区は医療資源に非常に恵まれてない。そう危惧していながら、後釜がいないからって空白ができて、そうなると継続でなくなる。病院の継続でなくなる。新規病院を設立するとなると、そうすると別の扱いになる。都庁との話し合いでも、別の話になる。医療機関といっときも空白を置けない。そういう仕事だった。ウソ言ったんじゃないか、公約違反じゃないかと言われるけれど、継続・承継する病院がなかったと思われたら、新規の病院をつくることもおぼつかない。空白が完全にできてしまう、何カ月もね。
一般企業が株主総会でこんな事やらかしたら、クビどころか個人訴訟も避けられない問題発言なんですが、そういう意識は全くないようですね?
こんな真っ赤な嘘が「努力義務」の一言で踏み倒されるなら、東電の想定外すらかわいく思えてきます
あえて繰り返しますが、日大の練馬撤退は決して避けられない事件ではありませんでした
…練馬区が、20年踏み倒してきた50億円の返還を決めれば、ね。
区長と副区長のいう「日大の事情」というのは、「練馬区が50億円を踏み倒していること」であることは決して忘れてはいけません
しかも、日大の後継には4法人(最終段階では2法人)が手を上げていたわけで、日大と同等は無理であると最初から認めていれば、各地の新設病院で当初予定の医師数を割り込んでいる地域医療振興協会以外に受け皿がありました
そういうことを完璧スルーして責任転嫁も甚だしい
ちなみに協会のいう「98人」は、スタート時点では70人程度であったことから守れていないのは明白で、そもそも本当にそれだけ集められる予定があったのかも疑問ですが、
仮に協会のいうとおり98人集まっても、日大に比べれば24人も少ないわけで…日大の医師が自治医大系列病院に24人(日大練馬の20%)も残るなんて、あり得ないって事くらいわかります
つまり、協会も最初から日大と同等は無理という認識はあったはずです
T県の某市立病院をKI大が附属病院化した際の大騒動を全く知らないのか知ってて無視しているのか… ここまでくると、不適切な関係があるのではないかと勘ぐりたくもなります
とどめに、練馬区が医療資源に非常に恵まれていない???
どっかの神奈川県知事と同じこと言ってますが、
埼玉と千葉に謝れ!
この人、区長なので、医学部新設要請を出した全国市長会にも当然名を連ねているわけで
こういう人たちが要求する「医学部新設」なんて、絶対認めてはいけないでしょう